真鍋氏のノーベル物理学受賞おめでとうございます!
(米国籍ではありますが)日本人の活躍はうれしいですね。しかも、90歳でというのには感嘆の一言です。
自身も見習い、精進してまいりたいと思います。
さて、本日は以下をご案内いたします。
【認知症の方の財産に対するリスク対策】
認知症になってしまうと、ご本人の財産が危険に晒されるリスクが高まります。
そのため、何かよくない事態が発生する前に、適切な対策を行っておきましょう。
今回は、ご家族について認知症のリスクが生じた場合に、対策として考えられる法律上の手法を解説します。
<想定されるリスク>(言わずもがなではありますが)
①詐欺被害に遭いやすくなる→詐欺集団はこう言った方々を特にターゲットとして活動しています・・。
②浪費をしてしまう
③大きな債務を背負ってしまいます(①・②も関連して)
⇒いずれも、認知力・判断能力の低下が呼び起こすものですね・・。
<対策>
①成年後見制度を活用する
・「成年後見制度」は、判断能力の低下した方が法律行為(契約など)をする に当たって、サポート役を選任する制度です。
・本人の判断能力の低下度合いが深刻な順に、「成年後見」「保佐」「補助」 の3段階が設けられています。
(1)成年後見 事理を弁識する能力を欠く常況にある場合(支援を受けても、契約等の意味内容を理解・判断でき ない)
(2)保佐 事理を弁識する能力が著しく不十分な場合
(支援を受けなければ、契約等の意味内容を理解・判断できない)
(3)補助 事理を弁識する能力が不十分な場合
(支援を受けなければ、契約等の意味内容を理解・判断できない場合がある)
段階に合わせてご本人の意思決定をサポートする制度になりますね。
私も、現在「NPO法人のぞみ会」が開催している成年後見人講習会を受講中で勉強中であります(^-^)
②家族信託を設定する
・「家族信託」は、信頼できる人(受託者)と契約を結び、財産の管理を任せ る仕組みです。
・認知症を罹った方や、将来認知症のリスクが高い方が、判断能力の残ってい るうちに家族信託を設定することで、信頼できる人を選んで財産の管理を任 せることができます。
・家族信託契約の中で、財産管理に関するルールを詳しく定めることで、本人 の意思を反映できるメリットもあり。
こちらにも家族信託の活用例が掲載ございましたのでご参考まで
家族信託とは|メリット・デメリット・手続き・相談先を解説|相続弁護士ナビ (souzoku-pro.info)
対策の①、②を併用して総合的な運用ができればより本人の要望に沿うことができるのではと存じます。
上記についての詳細はこちらをご参照ください
⇒家族の認知症が気になる人必読!家族信託や成年後見を利用した財産に関するリスク対策|@DIME アットダイム
ご情報について引きつづき発信していきみなさまのご支援に少しでもなれば幸甚でございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
中畑